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Q2. 砂防ダムはどこにありますか?

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 山の中の川や沢にたくさんあります。 貯水ダムが全国で約2,700基あるのに対して砂防ダムは約9万基、流路工(ほぼ3面張り低堰堤群)8,792,254km(平成20年当時)、これはアメリカ全国土の1m以上のダムの数の1.2倍に達します。

 砂防ダムは、上流からの土砂を貯えたり河床勾配を緩和する目的で造られるので、一つの川にかなりの数になります。 ダムの間隔は数十メートルおき、数百メートルおき、数キロメートルおきと様々です。

 日本では、明治時代から建設され始めました。現在、国内の土砂災害危険箇所は約54万ケ所、また土石流危険渓流は19万渓流ですが、現状の国内平均砂防整備率は未だに約20%(最近22%に上がる)といわれ、ここ数十年でも毎年3~8千億円前後が投入されています。ただし、これらの中には治山ダムは含まれていません(治山ダムは林野庁の管轄、砂防ダムは国交省の管轄)。砂防ダムや治山ダムの無い渓流は殆ど見当たらないのが現状です。

 

 

渓流保護ネットワーク

砂防ダムを考える

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