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山崎農業研究所の勉強会


20日(土)に山崎農業研究所の勉強会で砂防の話をしてきました。 この研究所は主に農業土木などの公共事業を受注しているコンサル系会社で少ないが砂防・治山なども手がけた経験もあるようです。そんな会社が私のような人間 を呼んでくれたことは嬉しいことです。 ただ一般的なコンサルとは違い、創立者は元東大農学部教授の山崎さん(故人)が起こし、今年で40周年ということです。所風は国の政策に厳しく意見を提言していくことが伝統のようです。従って外部会員には他のコンサルの人や大学、研究所、農家、普通の個人など農業・林業などに関心のある人が集まっているようです。

演者は2人で

農村工学研究所の重岡徹さん 「豪雨災害に備える自主防災力向上を目指した地域活動の展開」 ー甲府市帯那地区での手作り防災マップWSから地区警戒雨量基準の策定までー

田口 「渓流保護からみる土石流災害と砂防問題」 

重岡さんは土砂災害の分析から、行政からの避難勧告を待つだけでは防災は難しいということで、 地域の人が雨量計や避難方法を自ら作成して災害に備えるやり方を実戦例から紹介した。 重岡さん等も専門家としてその中に加わって進めていることがすばらしいことです。 私も各地の災害例を見る中で局地的(ピンポイント)雨量に対応するには自主防災の考え方を取り入れていくしかないと以前から思っていたので大変興味深く聞きました。

私の話は重岡さんの話と重複するところもありましたが、砂防ダムの影響から来る環境問題と現場の状況を具体的に示すことで、それぞれの問題をクローズアップしてハードに頼る問題、災害の傾向などを示し、先ずやるべきことを提起しました。

今回非常によかったことは、ジャンルの違う人たちと話ができたということです。 同じジャンルの人たちだけで話を進めると、ある意味思考停止状態になる事もしばしばだが、土木などを進める側に近い人を含めると話がリアリティーを増してきます。このことは論点が見えやすくなり、周りの聞いているほうも話が見えるようになる事は確かでした。

今回、大学教員やコンサル、他のジャンルの違う人たちと話ができたことが最も大きな収穫になった日でした。 ハーモニータワー(40階)の20階会議室と聞いていたので、どんな人たちかと心配もあったが、先ずは無事終了しました。


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