栃木県・南摩ダム予定地見学と水源連総会
11月24・25日に、栃木県の南摩ダム予定地見学と水源連の総会に参加してきました。参加者は、秋田から九州までの団体が50名くらいでした。
南摩ダムは思川開発事業の一環として45年ほど前に計画され進行しつつあるダムで、南摩川は水量が少なく、この川だけでは水が溜まらないので並行している大芦川、黒川から水を引いてくるというおかしな計画です。
主な目的は水道水の確保ですが、栃木は地下水で十分確保できており、また水需要も減ってきているという現実を無視した計画が進んでいるそうです。ダムができれば不味くて高い水を飲まされることになる市民はたまったものではありません。どこのダム計画も同様ですが、半世紀前の計画が実態に合わなくなっても見直しができない日本の癌のような計画です。
みなさんの話を聞いていると、この国はいったいどうなるのかと政治の貧しさの実感と怒りが出てきてしまいます。日本中でこんな金の使い方をしていて消費税の値上げや、国土強靭化のための4.5兆円計画、F25戦闘機100機購入、空母製造などをするというおかしな政策がまかり通っている現状です。国会の議席数を変えない限り自浄作用が働かないのは致命的です。
久しぶりに関東平野の広さを見ると改めて長野県が山国であることを実感しました。今回の路線は、新宿‐宇都宮間の電車の時刻表が実に分かりにくく、外からの山手線への乗り入れが多種ありスマホを持っていない者には不便極まりなかったです。宇都宮から都心に向かう電車も上野や新宿、品川経由など色々あり何ラインに乗ればよいのかよく分からず、もう年なのかと自信を無くした電車旅でした。