裾花川の要望書提出について速報。
1.県営治山ダムの魚道の件で長野地方事務所の林務課へ、 2.県全体の治山・砂防ダムについて「既設ダムのスリット化」の件で県庁砂防課へ、 3.林野庁の治山ダムの件で北信森林管理署へ、 計3か所要望書を出してきました。
いずれも回答には時間がかかる、ないし「回答するかどうかも含めて検討する」との発言もありました。
予想外の事実もあります。
1.工事後の調査結果(イワナが移動しているかどうか)とスリット化を要望。 魚道が機能してないのは林務課でも気にしており、水抜き穴をわざわざ塞いでオーバーフローさせて魚道に水を流すように努力中とのことです。調査結果は?と聞くと、「魚道はまだ完成していませんから、完成後に調査します」???
うまく機能するまでいろいろ試すので、それまでは「完成していない」そうで、その間、せっかくの水抜き穴を塞いでしまっています。
スリット化もオプションの一つとして頭に入れてくれるとのことですが、当分はつくってしまった魚道を生かそうと工夫するようです。
2.スリットダムを新設するのでなく、既設ダムのスリット化する方針を要望。 大町の白沢砂防ダムにスリットを入れて、「これがスリット化の最後」という発言があり、危機感をいだいていましたが、「計画されているものはない」という意味で、今後スリット化しないと決めたわけではないそうです。しかし、白沢をとても評価しているわけでもなさそうでした。特に、環境面は気にしていないと明言されてしまいました。
3.鉄骨部に流木などが詰まっている状況について調査結果、そして鉄骨部除去を要望。 なんと、2014の9月に4m積みあがった流木などを除去していました。ヘリコプターを使って…。我々が2015の6月に行ったらすでに2m以上積みあがってましたし、今年は3m以上です。どうしても毎年詰まるのです。